ピアノの樹〜自分の力を思い出す〜

私の中の天体ショー(仮)。仲間たちを交えながら、占星術のことなどをいきます。

2023年冬至。自分で意図するを習慣づける総仕上げの3ヶ月間。

今週のお題「書いてよかった2023」
↑昨年から星読みを続けてきて、ようやくここまで書けるレベルには達したかな、と思っています。

12月22日に冬至を迎えます。
冬至というのは占星術で言う太陽が山羊座に入る日のこと。
3ヶ月の空気が変わり、春分の日からスタートした1年の仕上げの3ヶ月に入ります。

春分図の記事はこちら。
hiro-pianotree.hatenadiary.com

秋分の日からもうすぐ3ヶ月経とうとしています。
いかがでしたか?
hiro-pianotree.hatenadiary.com
基盤作りの3ヶ月間を有意義に過ごせた方もそうでない方も、冬至からまた新たなテーマで進んでいきましょう♪

一般的に四季図はマンデン占星術を用いてその国やその国に住む人の集合的無意識がどういう風に読めるか、というのを出していきます。
マンデン占星術の性質上、やや物騒なキーワードが出てきます。
大きな単位で読むのでまるでその中で生きなきゃいけないような錯覚を起こしやすく、自分の無力さで絶望してしまうこともあると思うんです。

でも私は星読みで伝えたいのは、「希望を持ち、楽しく自分を生きてほしい」ということです。
世の中や多数の人がどうであれ、自分の選択肢は自分で選べることを思い出してほしいんです。

このあたりはクリアランスメソッドを受講して癒しを終えてもらうと早いとは思いますが、なかなか都合が合わない方にも”星を活用するとこんなことができるよ”という1つの選択肢として、ジオ読みもしていきます。

↓目次↓

これからの時代を生きるために大切なこと

冬至図の解説に入る前に、大切になりそうなポイントを少しお話ししますね。
これは私からの教えというよりは、この視点があると何か起きた時自分で選択肢を選ぶようになれるかも、という感じに近いです。

”激動の時代=恐ろしいことが起きる”ではない

2024年以降激動の時代になるというのは、色んなところで見聞きしている方も多いと思います。
これは占星術を知っていると、2024年〜2026年にかけてトランスサタニアン(天王星海王星冥王星)が全て動くことにより影響が大きく出るからだろうな、と気づきます。

別名”時代天体”とも言われるトランスサタニアンが動くと世の中の空気が変わるので、多くの人が「なんか変わった!」と思いやすい時期です。
1つの天体だけでもそうなのに、3天体全て移動するのは様々なところに影響が出やすいのでは?とは思います。

確かに時代の変化を利用して何か起こしてくる人がいなとも限りませんが、”激動=嫌なこと・大変なが起きてしまう、”では必ずしもないのでご安心くださいね。
むしろ天体の影響による時代の変化を知っておけば怖さも大分減りますし、変化にも対応しやすくなりますよ。

スピリチュアルだったり、世の中の流れだったりというのは、知ってか知らずか星の流れに即しているものも多いのです。
だから、嫌な情報を見たらまずは「これ星の流れに出ているのかな?」と思い出すことも大切です。
星の流れは沢山の方が書いてくださっているので、星読みの情報を探してみると自分でできる対策や気をつけるところが見つかると思いますので、不安がる必要性がなくなることに気づきます。

正義・善意を盲信しない

これは冬至図のテーマにもなってきそうだなぁと感じていることです。
そろそろ本格的な二元論からの脱却が大切になってきそうな感じだと思いますが、特に〝悪”の反対で言われやすい正義、善に対する盲信を解く時期だなぁと思います。
詳しくは後述しますね。

どんなに信頼していても誰か1人や1つの情報源のことを盲信しない

その人・情報源がどんなに信頼できていても、話を聞いたり見たりするのをそのまま採用するのは、考えていないのと同じようになってしまいます。
また、人間どうしても主観が入るので違う視点で物事を見ることを意識するのはとても大切なことです。
メインは1人の人や1つの情報源でも構わないと思いますが、補足したり視野を広げる意味でも他の人の話を聞いたり情報を調べてみることが大切となります。
特にこれからの時代はますます自分で調べる、考えるスキルは大切なこととなってきそうに感じています。

自分で選択できる、自分で意図する、と思い出す

生きているとどうしても目の前のことに集中してしまうことが多いです。
そのため選択肢が今目の前にあることの中から選ばなきゃいけない、場合によっては消極的選択だったり1つしかなくて泣く泣く選択するということもあったかもしれませんね。

実は選択肢は、周りを見てみると他にもあることに気づきます。
何かを変える、自分の中と喧嘩する必要がない選択肢があることに気づくんです。

そのためにも自分で意図することを思い出してください。
これは春分図からの1年のテーマでもありました。
冬至からの3ヶ月間は改めて自分で意図していくこと、選択していくことを習慣づけるための期間と思って、積極的にトライしてみてください。

ネガティブ感情が出ることを否定しない

ネガティブな感情は人間として当たり前に出てきます。
その苦痛から逃げようとしたり、ネガティブな感情を否定するからこそ争いも起きます。
ネガティブな感情はあっていいんです。
そのネガティブな感情が出た時に「自分はどうしたい?」と考えるきっかけにするだけで大丈夫です。
勿論嫌すぎる辛すぎる時はその場を去ることは大切ですが、逃げ癖否定癖がつくと同じことの繰り返しとなってしまうので、その繰り返しを脱却する方法も考えてみましょう。

他者の課題と自分の課題を間違えない

問題が起きたとき、実はそれぞれ課題が違います。
例えばお子さんに問題が起きたとき、親御さんとお子さんそれぞれの課題というのは違うんですね。
他者の課題を勝手にクリアしようとすればするほど本当の意味での解決から遠のき、かえってややこしくなってしまうことはこの世の仕組みとして結構大きなポイントのように感じます。
勿論自分の課題を誰かになんとかしてもらったとしても、自分でクリアするまで何度も同じ課題にぶつかったりするものです。
何か問題が起きたとき「自分の課題ってなんだろう?」「課題をクリアするために何ができるのかな?」と考えることがとても大切となりますし、課題クリアに向けて進む道ができます。

自分に嘘をつかない

自分で自分を受け入れるのはとても大切で、それができると他者に変に依存せず上手に頼れるようになります。
自分で自分を受け入れるためには、自分に嘘をつかないこと。

辛いと思った、悔しいと思った、嫉妬してしまった。
そう思った自分を受け入れることで自分の中から手放せるのが早くなりますし、本当の望みがわかったりしますよ。

冬至図のホロスコープ

お待たせ致しました。
今回の冬至図の私の読み解き内容に移っていきます。

こちらが冬至図(太陽が山羊座入りする時)のホロスコープです。

ホロスコープ作成場所→heliocentric占星術
※ハウス、アングルはシステムにより異なる場合がございます。
※ハウス、アングルの解釈は日本にのみ適用となります。

マンデン占星術、ジオセントリック、共にこちらのホロスコープを読み解きします。

冬至図と春分図との共通点

冬至図は春分の日から始まった1年の総仕上げの時期にあたるタイミングですが、今回の冬至図は春分図と似通ったところが多いです。

今年の春分図のテーマは「自分で意図する」
この要素をあらためて確立していく時期だと思いました。

冬至図と春分図の共通点

アセンダント牡羊座なので、チャートルーラーが火星
・1ハウスに天王星木星がいる
・10ハウスに冥王星がいる
・12ハウスに海王星がいる
・東半球に天体が偏っている
・太陽と水星がコンジャンクション(重なっているアスペクト、0度)
です。

凄く共通項が多いですよね。
残り3ヶ月は春分図で出されたテーマについての確認も入りそうな感じです。

冬至図:マンデン占星術読み

それでは、マンデン占星術での冬至図をお伝えします。

ホロスコープ上の偏り

まずはホロスコープ上の天体の偏りを見ていきます。

ホロスコープの上と左に偏りがありますので、ホロスコープ上では南半球と東半球に偏りがあると解釈します。
対外的な影響を受け、自発的に行動を考え直す3ヶ月間となりそうです。

また、1ハウスと3ハウスにそれぞれ3天体います。
1ハウスに天体が多いので世論が活発になること、9ハウスに天体が多いのは法律、宗教、貿易、海外の影響がありそうと感じます。
春分図にも1ハウスに木星天王星がいました。
楽観的になれるところ、ちょっと怖く感じるところ、何に目を向けていくのかも大切になりそうですね。

チャートルーラーは火星、アセンダントもテーマの1つ

今回のチャートのアセンダント牡羊座です。
そのためチャートルーラー(チャートの守護星)は火星となります。

火星は射手座9ハウスにいます。
自分の信念を貫く、正義感、法律、宗教、貿易、海外あたりがキーワードだなと見えてきます。
それらのキーワードを元に争いを起きる可能性があるとも飲めますので、争いに乗らない意識がとても大切です。

ちなみにアセンダント牡羊座20度。
サビアンシンボルは「冬の鳥に餌をやる若い少女」です。
未来への可能性を広げることを意味しています。

ハウスやアングルは場所により多少誤差が出るので今回は念の為19度も見ておきます。
サビアンシンボルは「魔法のじゅうたん」。
こちらは人生に勢いをつけることを意味しています。

冬至からの3ヶ月のテーマの1つにもなりますので、未来への可能性を広げることが人生に勢いをつけることを覚えておいてください。

ちなみに春分図のアセンダント牡羊座15度でサビアンシンボルは「毛布を編むインディアン」でした。
“自分の性格や行動パターンを自覚して、対立していたものを調和させ、完成度の高いものへ”を意味していますので、調和を意識するのもポイントになりそうです。

アセンダントにはキロンとドラゴンヘッドコンジャンクション(重なっているアスペクト、0度)です。
集団の傷を癒やすこともキーワードとなっていきそうです。

火星のアスペクトを見ていく

それでは、チャートルーラーの火星のアスペクトを見ていきます。
火星とアスペクトを形成しているのは3箇所です。

まず、12ハウスの海王星とスクエア(葛藤の角度、90度)をとっています。
正義を貫きたい気持ちと、それを貫くことによる混乱が起きるかも?ということです。
これは正義を振りかざす攻撃が起きるとも読めますが、私は言葉が攻撃的になるとか、正義を貫くことへの論争が起きるのかな?と感じました。
海王星魚座にいますので、色んな意見が出てきたりして混乱しそうな感じですね。
また、感染症関連もまだまだごたつく印象も受けます。

そして1ハウスの天王星とはクインカンクス(共通点がなく理解しにくいアスペクト、150度)をタイトに取っています。
春分図も1ハウスにいた天王星には、マンデン占星術ですと“崩壊”や“解放”という真逆の意味があります。
混沌から崩壊するのか、解放されるのかは予測ができなさそうですね。
なので、私たち一人一人がしっかり決めていくことが大切となりそうです。

そしてアセンダント近くのキロンとドラゴンヘッドともスクエアを形成しています。
集団の過去の傷が争いの種になるかもしれません。
争いではなく伝え合うこと、過去の傷を癒すために今もうやめられることはあるのかを意識していきましょう。

他の天体やアスペクトの解釈

では、他の天体やアスペクトも見ていきます。

9ハウスで太陽と水星がコンジャンクションしています。
春分図では12ハウスでコンジャンクションでしたが、今回は9ハウスです。

太陽は国のトップを、水星は貿易やメディアなどを表します。
9ハウスということで、海外のリーダーが声明の影響力が大きいこと、海外のリーダーが意思を持って物事を動かすのかな?と思いました。

その太陽と水星は、1ハウスにいる月と木星コンジャンクションとトライン(調和のアスペクト、120度)です。
月は国民を表します。
月に木星が重なることで、幸運がもたらされるとも、楽観的になりすぎるとも読むことができます。

ただし、トラインという調和のアスペクトが形成されているので、私達国民が悲観しないことが物事が上手くいくポイントにもなりそうですね。
海外のトップがリーダーシップを働かせて正しい方へ導いてくれるのを期待するだけでなく、世論も活発にさせダメなことはダメということも大切になりそうです。

また、太陽と水星のコンジャンクションと、月と木星コンジャンクションは、土星を中心としたミニトラインという二等辺三角形を形成しています。
土星は抑圧、批判というキーワードも出てきますが、終焉という意味合いもあります。
抑圧や批判のエネルギーがこもらないようにしていくことで不要なものを終わらせることに繋がりそうです。

ちなみに先程から海外のリーダーとばかり話が出ていますが、日本のリーダーに関しては冬至図ではちょっと主張が弱めに感じました。
月と木星コンジャンクションが、10ハウスの冥王星とスクエアを形成していることを考えても、国のトップ変わることに国民は「いいんじゃない?」という考えになりそうな雰囲気だったりしますし、
アセンダント牡羊座ということを考えても、もしかすると新しいリーダーになれば上手くいくという考えもの根付いているのかもしれませんね。
どんな人がトップになるかも大切ではあるのですが、国のトップや何かの代表に任せっきりの意志があると誰がトップになっても実は方向性があまり変わらなかったりもします。
自分達も国を創っているという意識を持つと、少し視点が変わっていきそうです。

1ハウスにいる天王星と7ハウスの金星はオポジション(緊張関係のアスペクト、180度)です。
和平、好意的という金星に有害という意味のある天王星が緊張関係ということで、友好国との距離が一旦開くかもしれません。
見える範囲の情報にだけ振り回されないよう、怒りで行動しないよう注意が必要です。

12ハウスには海王星とキロンがおり過去の傷を癒す流れになりそうで、友好国のあの言動が実はヒントになったり流れが変わったりするのかも?と思うことがあるのかもしれませんね。
今海外での紛争のニュースも聞きますが、その争いを見て「正しさって何だろう?救いってなんだろう?」という考えが今までとは違う視点で考えるような感覚が生まれるかもしれません。

9ハウスに3天体いると先程お伝えしましたが、9ハウスは宗教もキーワードとして出てきます。
日本の中でも先月動きがありそうなニュースが出ていましたので、国内外問わず「生きること」について色々考えるきっかけとなりそうです。

夏にジブリが”君たちはどう生きるか”を映画化しましたね。
もう夏からどう生きるかの問いは発生していたよう思います。
集合的無意識では過去の傷を癒す流れとして救世主を望む思想も広まるかもしれません。
これは海王星に”救世主”の意味合いがあるからです。
ただし、私たち全ての人間のホロスコープ海王星はいます。
一人一人の意志が救世主というか、世界を変えていく力があることを思い出していく流れになることが過去の傷の癒しに繋がるような気がします。

冬至図:ジオセントリック読み

マンデン占星術読みはいかがでしたでしょうか。
先程触れたようにどうしてもマンデン占星術の性質上物騒なワードも出てきますし、大きな枠組みの中の動きなので自分の力でどうにもならないような気がして怖くなるかもしれません。

でも大丈夫です。
星を活用することはどなたでもできます。
星を活用することで良い流れに乗れるだけでなく、自分を生きて他者とも共存共栄していけ争いが起きにくくなることだってできるんです。
自分以外の何かを変えたり他責にすることなく、自分で世界を創れることを思い出すことだってできます。

ではこれから3ヶ月間どう過ごしたら良いのか?どう星を活用していけば良いのかを同じホロスコープを用いてジオ読みして個人の指針を考えてみます。

ホロスコープ上の偏り

南半球と東半球に偏っているため、社会的に自発的に打ち出していく時という表れです。
このことから見ても、「自分で意図する」大切さを実感する3ヶ月という感じがしますね。

牡牛座1ハウスに月と木星天王星が、9ハウスに火星、太陽、水星がいます。
山羊座には太陽、水星、冥王星がいます。

1ハウスはアイデンティティを司どるハウスです。
そのハウスに月と木星コンジャンクション(天体同士が重なり合うアスペクト、0度)と天王星がいることで、元々自分が得意としていたことがアイデンティティを拡大させるけど、変革するために自分の体感や豊かさを意識していくとよさそうな感じです。
自分を生きていくことを確立することで、牡牛座らしい安定感や豊かさを感じて生きていくこともできそうです。

9ハウスは海外や高等教育などを表すハウスです。
射手座の意味合いもあるハウスということで、理想を持つことの大切さや大らかに楽しんで挑戦していくことの大切さも教えてくれています。
9ハウスにはチャートルーラーの火星だけでなく、太陽という自分の魂の意図を表す天体と水星という太陽の参謀で情報収集力や知性やコミュニケーションを司どる天体がコンジャンクションしていますので、9ハウスもかなり影響が強そうです。

また、山羊座にも3天体います。
現実化もしやすいですし、完成させていくことも可能です。
地の時代総仕上げ期間として活用してみるのも良さそうですね。

チャートルーラーは火星、アセンダントもテーマの1つ

今回のチャートのアセンダント牡羊座です。
そのためチャートルーラー(チャートの守護星)は火星となります。

火星は射手座9ハウスにいます。
自分の信念を貫く、正義感、海外、理想をしっかり伝える、自分の考えを柔軟に押し出すことがキーワードとなりそうですね。

アセンダント牡羊座20度。
サビアンシンボルは「冬の鳥に餌をやる若い少女」です。
未来への可能性を広げることを意味しています。

ハウスやアングルは場所により多少誤差が出るので今回は念の為19度も見ておきます。
サビアンシンボルは「魔法のじゅうたん」。
こちらは人生に勢いをつけることを意味しています。

冬至からの3ヶ月のテーマの1つにもなりますので、未来への可能性を広げることが人生に勢いをつけることを覚えておいてください。
牡羊座ですので新しいことをやってみたり、自分の純粋な気持ちを大切にしたり、どんどん行動してみることがポイントとなりそうです。

ちなみに春分図のアセンダント牡羊座15度でサビアンシンボルは「毛布を編むインディアン」でした。
“自分の性格や行動パターンを自覚して、対立していたものを調和させ、完成度の高いものへ”を意味していますので、調和を意識するのもポイントになりそうです。
調和はまず自分からです。
違和感があるのにそのまま進もうとしたり、他人に合わせようとしないでくださいね。

アセンダントにはキロンとドラゴンヘッドコンジャンクション(重なっているアスペクト、0度)です。
未来に向かって進むために過去の傷を癒していくと良さそうということを表しています。

火星のアスペクトを見ていく

それでは、チャートルーラーの火星のアスペクトを見ていきます。
射手座9ハウスの火星とアスペクトを形成しているのは3箇所です。

まず、魚座12ハウスの海王星とスクエア(葛藤のアスペクト、90度)です。
自分の理想を押し出して進んでいったり自分の信念を貫きたいという気持ちが出てきても、より良い選択肢がもっとある気がしたり皆に愛を持って接することができるかな?という気持ちで葛藤しやすいです。
迷ったら柔軟に対応すればいいと思い出してください。
適宜修正しても大丈夫なので、時々振り返る意識を持って進んでみましょう。

感染症に関してはまだまだ論争が起きやすい時期です。
何のために論争するのかをきちんと意識しましょう。
正しさを押し付ける形になっていないか、大切なポイントを見ないふりして議論していないか、注意してください。
世の中的な正しさというのは立場や時代によって刻一刻と変わるものですし、その時その時でしっかりと向き合って柔軟に変化していく気持ちを持つことも大切です。

火星と牡牛座1ハウスの天王星クインカンクス(共通点がなく理解しにくいアスペクト、150度)です。
未来を見据えて進もうとする時、自分の体感や変化したい気持ちで揺らぎやすい時です。
色んな視点、道があることを思い出してください。
その道が正しいのかは広い視野や自分の豊かさを感じたり体の感覚を感じてみることも大切です。

火星と牡羊座12ハウスのキロンに牡羊座1ハウスのドラゴンヘッドはスクエアです。
自分の理想へ向かって突き進みたい時に、過去の傷や未来を見すぎることによって今をおざなりにしてしまうかもしれません。
過去を良い形で昇華することや未来を良くしたい気持ちも大切ですが、今を充実させることも大切です。
今の自分の声を聴いてみることを意識すると良さそうです。
そのあたりは太陽や月も意識することが大切なので、それらのアスペクトも見ていきます。

他の天体やアスペクトの解釈

春分図では太陽と水星は牡羊座12ハウスでのコンジャンクションでしたので、新しいスタートや自分の奥深くや魂からの想いを自分に落とし込める流れでしたね。
冬至図では太陽と水星が射手座9ハウスでコンジャンクションしています。

”自分で意図する”というテーマは変わりませんが、山羊座9ハウスということで現実的にやってみること、希望を持って視野を広げていくこと、知識を広げていくこと、情報を自分で活用していくことがテーマとなりそうです。
自分で意図する習慣を落とし込むために、日常で意識的に意図していくことも大切です。
何気なくやっていることを「今日は(も)8時に家を出る」のように決めることで自分で意図する習慣もついていきますよ。

そんな太陽と水星は、牡牛座1ハウスにいる月と木星コンジャンクションとトライン(調和のアスペクト、120度)です。

まず月と木星コンジャンクションは、自分の心地良さや安心感が拡大していく、過去からの体験を活かせていける、自分のアイデンティティが自分の気持ちから見えやすい、自分の気持ちが広がりやすそうです。
そして太陽と水星のコンジャンクションとのトラインの影響で、自分で意図していくと過去の経験を活かしつつどんどん自分の道を進んでいけたり、自分が今世何をしようと生まれてきたのかも見えてきそうです。
1ハウスという自分のアイデンティティを司どるハウスに木星がいることで、冬至からの3ヶ月はとても幸運力も高い時です。

実は、春分図だけでなく夏至図も木星は1ハウスにいました。
今年は自分のアイデンティティに幸運の秘密があったり、自分を生きることが幸運になる鍵ということですね。
秋だけ1ハウスにいませんでしたが、その代わり土星が1ハウスにいたので、不要なものを縮小したりやめていったり、春夏で挑戦して実になったことの基盤固めができた方もいらっしゃるかもしれません。
冬至からの3ヶ月も自分自身を発揮することが幸運力なのは変わりありませんので、自分の豊かさや五感で感じながら、自分で意図して過ごしていきましょう。

ちなみに魚座11ハウスの土星もこの太陽や月のアスペクトに関わっており、土星を頂点としたミニトラインという二等辺三角形の複合図形を形成しています。
今回のミニトラインを活用することで自分の気持ちに正直になると安定化でき、自分らしさの基盤を作るチャンスとなりそうです。
ただし、このミニトラインはトライン1つとセクスタイル(生産性のあるアスペクト、60度)2つからなる、ソフトアスペクトで形成される複合図形のため、やや大きく動くエネルギーが弱めです。
なので、三角形の頂点の土星の180度真反対の乙女座5ハウスの力を借りることを意識するといいです。
180度のアスペクトオポジションといい、緊張関係のアスペクトではありますが、客観性が生まれたり大きなエネルギーが生まれるアスペクトです。
楽しいこと、趣味の世界、ペットとの関係、自己表現などを通じて分析していくことで、自分を生きることを安定化させるための大きなエネルギーが生まれそうです。
完璧主義にならないようにと楽しいことに流されないようにだけ注意し、基盤づくりをしていきましょう♪

山羊座10ハウスにいる冥王星ですが、月と木星とアウトオブサイン(アスペクトはサイン間の角度で影響を与え合う考えなので、サイン同士の角度がずれると影響が薄いと考えられます)ですが、スクエアです。
春分図でも山羊座10ハウスにいた冥王星ですが、社会的な権威が崩れる、使命の概念が大きく変わる、どう生きていくのかを現実的に見せてくれて問われるという感じでした。
それが、月と木星とスクエアということで、過去の体験から自分をどんどん拡大していったり守護しながら安心感を拡大していくことに対する疑問が呈される形です。
過去やってきたことだけが本当の自分ではなく、これから挑戦することや出会う人でも自分というのは形成されていきます。
過去の体験を活かしつつも、自分という存在に制限をかけないようしていくことがより自分を生きるポイントとなりそうですね。

牡牛座1ハウスの天王星蠍座7ハウスの金星はオポジションです。
自分の体感や豊かさを大切に変わりたい気持ちがするけど、でも対人関係やパートナーシップでしっかり向き合いたいとちょっと他人にいい顔をしたい感覚で揺れ動きます。
今までは自分が我慢してもどうにか上手くやれる時代でしたが、来年訪れる冥王星水瓶座期ではそれでは上手くいきません。
プレ水瓶座期2回目が冬至からの3ヶ月の間に来るので、自分が我慢をする習慣がある人はその癖を見直した方がいいような出来事が起きるかもしれません。
金星は愛され力も教えてくれる天体で、天王星は未来を見据えて変革していく天体でもあります。
自分を生きることが愛され周囲とも調和していけると思い出すことで、自分らしく生きる方へシフトできそうです。
蠍座は本質を見極められるサイン(星座)ですので、あなたの感性で気付けると思います。
お試しが起きたら「自分を生きるためにどうしよう?何かやってみたいこと、あるかな?」と意識してみてくださいね。

12ハウスにいる海王星とキロンの影響で、過去の傷を癒したくなるかもしれません。
過去の傷というのはもしかすると自分が感じているものではなく、集合的無意識の中に残ってしまっている過去の傷という可能性もあります。
そのため無意識に楽になりたいという気持ちから、救世主を求めたくなる気持ちも生まれるかもしれません。
その時思い出してほしいのは、自分以外の課題に取り組む必要はなく、距離を置く気持ちを持っても大丈夫ということ。

そして自分の過去の傷の場合は癒せるのも自分だけです。
どの人のネイタルチャート(出生図)にも必ず海王星や12ハウスは存在します。
勿論誰かに助けを求めちゃだめというわけではありませんが、誰かに縋ったり依存するのではなく、自分で良くしていく気持ちがとても大切です。
まずはいきなり解決を目指さなくて大丈夫です。
自分の中にある想いを受け止めることから始めましょう。
その上で自分でできることをしていくと良いです。

冬至からの3ヶ月のポイント「自分で意図する」とは?

冬至図では自分で意図するがテーマと書き、これまでの内容でも触れてきました。
冬至から3ヶ月間行動しやすくなるために「自分で意図する」ということの私なりの考えもお伝えしますね。

この世は自分が創っているというのを聞いたことがある方もいらっしゃると思うのですが、自分からエネルギーとして出されたものは循環し自分に戻ってくるという仕組みがあるからというのもあるようです。
なので上手に願いを現実化していたり自分の道を進めている方はしっかり意図しています。
今までしてこなかった方も大丈夫。冬至からの3ヶ月間はその習慣をつけていくのに向いている時期なんです。

意図というのは宣言、選択、採用とも言い換えることもできます。
宣言にしても選択にしても採用にしても勿論バシッと決めなきゃいけないこともありますが、選択肢って2択じゃないことが多いです。

自分で意図していくと自然と二元論の世界からの脱却もしていけるようになります。
争いは対立から起きますが、特に二元論の世界は対立が大きいものです。
平和な世界で穏やかに生きたいのなら、自分で意図することがとても大切です。
自分で意図していくと他責から抜けて自分で人生を進んでいけるようになります。
この場合の他責は、「誰かのせいでうまくいかない」だけでなく「救世主など誰か素晴らしい人が出てきたら世の中良くなるのに」というのも含まれます。
自分の人生の主導権を自分以外に渡してしまうと、人生が良くなることって絶対にありません。
自分で主導権を持ち生きるからこそ自分を生きられます。
自分で意図するはそのための生き方の習慣にもなるんです。

相手に伝えることもそうですが、日々のことは自分の中でしっかり思うだけでも大丈夫です。
日記をつけている方は書いておくとよりしっかり自分の中に浸透していって世界が創られると思います。

あと、意図するというのは必ずしも「します」だけじゃなく、「しません」という選択も大切です。
私の体感では、良い流れは採用すると決めないと採用できず、嫌な流れは採用しないにしないとその流れを採用してしまうような感じになっています。
だから本当に嫌なこともきちんと「これは採用しません!」と意図していくことが大切です。
日々気づいたら意図、採用、選択していきましょう。

自分で意図する習慣をつけるには
・日常の何気なくやっているものも意識して選択する
→例:今日は掃除をします。今日は7時半に家を出ます。今日は料理はお休みします。
・一度採用しても変えてもOK
人との関わりでコロコロ変えすぎると信用を失うこともありますが、大抵のことは一度愛しても変えることも可能です。修正もできます。
なので大きく挑戦したいことは人にも見える形で宣言しつつ適宜修正をし、小さなことは自分の中だけで宣言してやっていくくらいの方がいいかもしれませんね。
大きく挑戦したいことを人にも見える形で宣言するといいのは、途中で投げ出さないようになったり応援のパワーを受け取りやすくなるからです。
(適宜修正と投げ出すは全然違います。)
自分にとってのベストな道を歩めるよう、どんどん意図して変えていきましょう♪
・適宜見直す
→特に違和感やモヤモヤやイライラといったネガティブな反応は「修正した方がいいよ」というサインです。
新たに意図して変えていきましょう。
・悩んだら一気に決めなくてもOK。ヒントをもらおう
→どうしても今見える選択肢
・慣れると自分で選択肢を生み出せるように
→実は見える範囲のものしか選択肢がないわけではなく、無数に存在します。
自分で色々意図していきましょう「A案はこういうところがいいけど、ここがもっとこうなってほしい」のように。
人に伝えるときは言葉を選んで伝えてみてくださいね。
・自分勝手にならないように
→自分で意図するは自分ならあれこれオーダーできたりもするものの、他者が関わると自分の意見が100%通らないところもあります。
自分で意図するというのは勿論自分の思い通りに無理矢理させるということではありません。
なので自分勝手にならないように言葉を選んで伝えてみたり、より良い案を出すための話し合いにすることを意識しましょう。
・自分のできることをやったら相手の反応に期待しない
→例えば“親に想いを伝える“と決めて行動したとします。
伝えられた後にすることは、相手が受け入れてくれたり謝ってくれるだろうと期待しないことも大きなポイントです。
その期待は相手に変わってほしい、認めてほしいというような想いだったりして、実は相手を変えたいコントロール欲求に繋がっています。
この世の原理上自分しか変えられず、相手を変えようとしても上手くいきません。
勿論伝えることによって結果的に親が変わることもありますが、すぐ変わるという期待があることで結果的にまたぶつかってしまうこともあります。
なので伝えてみたら親に伝えられた自分を褒めてみたり、伝えた後の自分の感覚や気持ちの変化をゆっくり感じてみるのが良いです。
自分の気持ちの中に「親に受け入れて欲しかった」が出たら、それを受け止めることがとても大切です。
自分の想いは否定しない、相手に伝えても相手の反応に期待しすぎないというのが大切となります。

あたりがおすすめです。
沢山書きましたが、行動していくためにはまずは簡単にできることからやっていくのがいいんです。
大きな行動ができず躊躇するより、小さな行動を積み重ねていくことが結果的に最短ルートの場合もあります。
小さな行動をしていくことで慣れていくと大きな行動もしやすくなり、結果的に大きな挑戦に怯まなくなったり大きなチャンスを楽々ゲットできるようにも。

太陽山羊座シーズンスタート初日の冬至なので、形作る、達成するパワーが大きいです。
まずは「自分で意図する」と決め、星の流れも活用しながら行動していきましょう♪

終わりに

今回1万文字を超えるくらい非常に長い記事となりました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

私としては激動の時代というよりは、星の影響も込みで変化の大きいタイミングのため混乱が起きている(起こしている)、過去の集合的無意識からも大きな影響を受けているのでは?という印象を受けています。

人間は変わる先がどんなに良いものであろうと、今の現状を抜けることに抵抗を持ちやすい生き物です。
抵抗するのが悪いわけじゃないです。
ただ、「自分はどう生きたいだろう?」という視点を持つことで私たち一人ひとりが自分の人生を創っていける、自分を生きていくことで自分も他人も世の中も安定していくことを思い出していくことが大切です。

トランスサタニアンと呼ばれる天王星海王星冥王星が2024〜2026年にかけてサインを移動します。
まずは来年、冥王星水瓶座期がやってくるため先陣切って起こるのは、生まれ変わるくらいのレベルの大きな変化です。
その変化は星の流れを知っていて活用できていたら怖いことではありません。
むしろ自分の人生を生きる方向へ大きくシフトが可能だということですし、2025年に控える海王星天王星のサイン移動にも対応しやすくなるのだと思います。
星の流れを活用することを冬至から習慣づけて慣れていきましょう。

皆様がより自分を楽しく生きられるよう、星と仲良くなれるよう願っています。

※星読みは割とクリエイティブなため、冬至図に関しても色んな読み解き方があると思います。
私は太陽山羊座海王星コンジャンクションの日に生まれています。
希望を現実化・形にしたい、もっというと『希望を遺す』が人生の軸にあるよう感じていますので、そういうスタンスの星読みになっていると思います。

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