もうすぐ秋分の日が来るという事で、3ヶ月予報の時期が来ました。
今年の夏はめちゃめちゃ暑かったですが、楽しめたでしょうか?
先程“予報”とは書きましたが、私の読み方だと予報というよりは「こういう傾向が有り得るから少しだけ気をつけて、あとは春分図のジオ読みの通り自分で意図して人生楽しんでいきましょう♪」ということをお伝えしております。
というのもマンデン占星術は国や集合的無意識などの大きな枠の動きを見るため、規模が大きくて個人間で何していいかわかりにくいところがあります。
個人間でどうしたらいいの?というのはジオセントリックの星読みの得意分野ですから、国やある1つの集合的無意識の動きに望まないものがある場合は自分の選択を変えるだけでちゃんと変わりますよ♪
ちなみに問題・課題は本人にしか解決できないものなので近しい人であっても他人が介入することでクリアできなくなってしまうという側面もありますし、何かを変えたいときに既存のものに反対することをするとどうしても争いに発展しやすくて上手くいきません。
その点選択を変えるというのはある程度すんなりといきやすいです。
風の時代は自分で意図していく時代なんだなぁというのを改めて感じます。
脳を思考だけでなく意図していくことにもしっかりと活用していきましょう♪
★春分図の記事はこちら
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★夏至図の記事はこちら
hiro-pianotree.hatenadiary.com
夏至図は割と楽しそうな空気が出ていました。
ただ、秋分図はちょっと気になるなぁという箇所が夏至図と比べると多く感じました。
↓目次↓
今回使用したホロスコープ
今年は9月23日の15:50に太陽が天秤座入りをします。
マンデン読み、ジオ読みどちらも以下のホロスコープを見て読んでいます。
ホロスコープ作成場所→heliocentric占星術
※ハウス、アングルはシステムにより異なる場合がございます。
※ハウス、アングルの解釈は日本にのみ適用となります。
マンデン読み
チャートルーラーをチェック
今回のアセンダントは水瓶座を指しています。
チャートルーラーが土星と天王星ということを表します。
一般的には天王星が第1守護星で土星が第2守護星ですが、今回は土星の方が気になるのと古典占星術は天王星はまだ発見されていなかったこともあり、土星の話から先にしますね。
土星のアスペクトを見る
ホロスコープを見ていただければわかると思うのですが、土星は1ハウスにいてノーアスペクト(アスペクトなし)ですね。
マンデン占星術で1ハウスは国民や世論を表します。
その1ハウスにノーアスペクトの土星が入っているということは、土星の要素が際立つと解釈もできます。
土星はマンデン占星術だと、抑圧、批判、高齢者や死亡率などやや重い内容が出てきます。
世論が抑圧される、国民が批判的な行動が起きやすい何かが起こされる可能性もあります。
高齢者や死亡率と聞くとあるものを連想しますが、これもまた事実ではなく歪んだ形で、私たちを揺さぶってきたり不安にさせたりする方法を取ってくる可能性があるということです。
そういう手法がきたら、「あ、星を活用してる」と流すことも大切です。
恐怖や不安からくる行動は衝動的なものになりやすいからです。
焦らないことや落ち着くことが大切になりますし、春分図のジオ読みの“自分で意図する“が試されるような雰囲気だと感じました。
ただ、土星には秩序、歴史、不動産、地下資源というワードも入りますので、国民の秩序が盤石になったり、不動産や地下資源の見直しが世論から動く可能性もあります。
ノーアスペクトは良くも悪くも天体の要素が際立ちやすいので、国民である私たちが大切に活用していく意識を思い出すことが大切です。
天王星のアスペクトを見る
もう1つの守護星の天王星は、金星とスクエア(葛藤の角度、90度)です。
マンデン占星術でも金星はキラキラ楽しそうな天体です。
その金星にどう影響を与えるかは、天王星次第ということでますね。
トランスサタニアンと呼ばれる天王星、海王星、冥王星は、集合的無意識にも関わる天体です。
天王星は今回3ハウスにいるため、マンデン占星術での3ハウスは「隣国との取引関係」を表すのですが、それが「政治的緊張」と出るか「開放」「発見」と良い意味で出るかは私達次第とも取れますが、実は集合的無意識というのは今の意識だけで出来ているものではなく過去からの影響もかなりあります。
そのため、悪くでても必ずしも今が悪いわけではないというのは頭に入れておくと生きやすいです。
その天王星の影響が良い形で出れば「国民の健康意識が高まり、レジャーやファッション、芸術などを大いに楽しめる」だったり、「食料の娯楽も更に出てくるかも」「労働環境が改善されていく」と楽しい空気になります。
獅子座の表現力を牡牛座の豊かさやいい意味でのマイペースさを生かせる形となりそうですよね。
悪い形で出れば「感染症や軍などの影響で楽しいことが封じられる」という形になってしまうとも読めます。
獅子座の自己表現が自分勝手になり、それを牡牛座座のお金のためだけに暴走しがちという感じですよね。
勿論嫌なことにはNoの意思表示をすればいいのですが、そこで反対意見を強く打ち出すと対立構造となるため問題は泥沼化します。
そうならないための個人の指針は後程ジオ読みで解説しますね。
太陽と月を確認する
では、マンデン占星術で国のトップを表す太陽と、国民を表す月はどうなのかも見ていきましょう。
太陽のアスペクト
秋分の日というのは太陽が天秤座に入る日のため秋分図では必ず天秤座0度にいるのですが、今回は天秤座7ハウスにいます。
7ハウスはマンデン占星術だと「外交、条約、戦争、和平交渉」とジオでは対人関係やパートナーシップを表すハウスの規模が大きくなった形です。
その太陽は、アウトオブサインではありますが、海王星とオポジション(緊張関係のアスペクト、180度)です。
1ハウスは国民や世論も表しますから、国民や世論が皆が生きやすい世の中の理想をしっかり掲げたり、詐欺だと感じることが起きて国に反発するともとれます。
その太陽と海王星は冥王星が調停しています。
「調停」という複合図形を形成するアスペクトは、オポジションに対してトライン(調和のアスペクト、120度)とセクスタイル(生産性のある角度、60度)を形成することで、緊張関係が和らぐ方法がわかりやすいアスペクトです。
冥王星は12ハウスにいるため妨害、テロという物騒なワードも出ていますが、国家機密やマイノリティーという単語もあります。
マンデン占星術でいう冥王星は破壊や再生というジオと同じワードもあれば、権力、暴力、スパイ、暴露、というワードも出てきます。
どんなワードがでても大きな流れの変化とはなりそうですが、頭に入れておいてほしいなぁと思うのは、マイノリティーというのも世の中の規定で現れているものだけがマイノリティーではありません。
そもそも世の中の規定や常識というのは誰かが決めたもので、全部に当てはまるという人はいません。
私達は「自分が一般的な規定や常識に当てはまらず浮いてしまう」と感じることも悩みに繋がり、それもまたマイノリティーさを感じているからということなんです。
そう考えると、冥王星は山羊座期総仕上げの時期にいますから、型にはまった生き方ではなく個々を活かしていくための破壊と再生が進むことで平和な世の中へ進むとも取れますね。
月のアスペクトを見る
では、国民を表す月はどうでしょうか。
今回月は山羊座11ハウスにいて、ノーアスペクトです。
月は国民以外にも世論、農作物、女性や子供に関することなども表します。
11ハウスは議会、立法、通貨、地方自治体、国際的な友好関係を表します。
山羊座ということで、現実的に形になったりして見えやすいと思います。
ノーアスペクトということで真っ直ぐに意思が出やすいと考えると、「国民から国際的な友好関係を築いていく」とか「女性や子供に関することが地方自治体から盛り上がっていく」とか「農作物に関する法律が議会で盛り上がる」と解釈をすることもできます。
悪く働けば「国民や世論が議会と対立」とか「農作物に関する悪い法律ができる」とも解釈できますが、それも国民が暴走しなければ大丈夫だと思います。
炎上というのはネタを出す人と燃やす人は1セットですが、一般層が燃料を注ぐことをしなければすぐ鎮火しますから、怒りや不安などの感情が動く時は少し落ち着いてみることを意識するといいですね。
ジオ読み
それでは、同じホロスコープを使用してジオ読みしていきます。
占星術は春分の日が1年のスタートとなるため、秋分の日というのは占星術的にいうと1年の折り返しの時期であり収穫の時期です。
まずは、半年頑張ってきた自分を沢山労いましょう!
アセンダントを見る
マンデン読みではチャートルーラーの話をしましたが、チャートルーラーというのはアセンダントのサインの守護星をみます。
今回のアセンダントは水瓶座22度。
サビアンシンボルは「子供達が遊ぶために床に敷かれた布」です。
水瓶座は自分らしい自由な生き方を表すサインです。
今回のサビアンシンボルは自分の幼い部分を育て直すことを表します。
床は現実を、布は現実を和らげる緩素材を表すそうです。
私たちは見たいものが見えるようにできており、他人から見ると何気ないものでできた傷が今の視点に大きな影響を与えていることも多いんですよね。
だから、現実だけを見ればいいのではなく布という現実を和らげるもの、それは人の温かさであったり自分の夢だったりそういう温かいものを活用していくことで幼い頃の自分を安心させて再度育てることができる、ということかと思います。
よく自己統合という話もスピリチュアルでは出てきますが、私は今、未来、過去の自分がまとまることかなぁなんて最近思います。
過去の体験自体は変わらなくとも、そこについている辛いものや重たいものは今の自分が外すことができるんですよ。
(これはクリアランスメソッドを受けていて感じることです)
この3ヶ月は風の時代(2024年11月からの冥王星水瓶座期)を本格的に生きるにあたり、過去の自分と向き合うこともテーマとなりそうですね。
アセンダントのチャートルーラーのアスペクトを見る
それでは、ジオ読みでもチャートルーラーの土星と天王星を見ていきます。
ノーアスペクトの土星
魚座1ハウスにいる土星はノーアスペクトです。
1ハウスというアイデンティティを表すところにアスペクトがない土星がいることで、過去と向き合った時に「でも皆と共に生きるためには自分自身のことは多少我慢して皆を優先しないといけないんだよ」という想いが出てくるかもしれませんね。
確かにこの世で生きるには「自分自分」と自分を押し通すことをすると他者と共存が難しいですね。
でもそれ以上に、自己犠牲や自分を押し殺しても上手くいきません。
秋分の日からの3ヶ月は、自分を労わることや心の声を大切にすることで自分が安定して周囲との関係性も良好になることを土星が教えてくれています。
土星は「忍耐、試練の星」という話が一人歩きしていますが、「安定化、固定化」もする星ですから、ノーアスペクトということは自分らしさを安定させやすいとも取れます。
魚座の愛いっぱいのパワーを味方に、自分を生きることを安定させていきましょう♪
天王星のアスペクト
もう1つのチャートルーラーである天王星。
緩めですがDC(対人関係を表すアングル)にコンジャンクション(重なっているアスペクト、0度)している金星と、緩めにスクエアです。
心地よいコミュニケーションが大切という気持ちと自分を生きることを輝かせたい気持ちが葛藤しやすい時期です。
好きなことやお金に関することが対人関係による影響の大きい時期ともなりそうなので、誰かのためになりそうな表現も交えつつ、自己表現をしてみてください。
天王星は金星としかアスペクトがありませんが、金星は木星や火星ともアスペクトがあります。
金星は牡牛座3ハウスにいる木星とも緩めですがスクエアです。
行き過ぎた自己表現はエゴとして拡大されてしまうかもしれません。
天王星と木星との葛藤の影響で困った時は、火星との生産的な関係性を上手に活用してみましょう。
金星は天秤座8ハウスにいる火星とセクスタイルです。
男性性と女性性のバランスを取る意識をするといい時です。
また、近い関係性の男女で協力することも大切とも取れます。
困った時は頼ってみるとパートナーシップなどの深い関係が良い形で変わっていきそうですね。
太陽や月のアスペクトを見る
それでは、ジオ読みでも太陽や月のアスペクトをそれぞれ見ていきます。
太陽と海王星の緊張関係を冥王星が調停
天秤座7ハウスにいる太陽と魚座1ハウスにいる海王星がアウトオブサインですがオポジションです。
7ハウスも天秤座的なハウスのため対人関係やパートナーシップを調和させながら使命に向かったり今世を楽しみたい気持ちに、「それって自分だけに無理が生じない?自分にも愛があるかな?」と海王星からの圧を感じます。
海王星は守護星にいるため、問が際限なく出てきたり、無意識からの気持ちも溢れたりして、普段は冷静に対人関係から学べる人でも自分の意見と人の意見が混ざりやすい時期です。
そんな太陽と海王星を山羊座12ハウスの冥王星が調停してくれています。
冥王星山羊座期の総仕上げをすると良いということを伝えてくれています。
12ハウスということで魂や潜在意識という見えない内側からの感覚や気持ちを大切にするといいことも伝えてくれています。
風の時代や冥王星水瓶座期を生きるためには、春分図で触れたように「自分で意図する」ことが大切です。
自分で意図するためには過去の体験や今出ている感覚からだけから判断すると少しズレます。
自分の声をしっかり聞いてみましょう。
不都合は体にも見える化してくると思うので、体調不良が出る時は自分の気持ちと向き合う時間も取ってみてください。
山羊座11ハウスにいる月はノーアスペクトです。
仲間のために完成させたい!成し遂げたい!という想いが強まる時。
子供の頃出来なかった想いを成就させたいという気持ちも出てくるかもしれませんね。
ただし、子供の頃の悲しかったり辛い思いが溢れてきて今の行動に直結してしまうパターンもあると思うので、衝動的な黄道には注意してください。
その他アスペクトを見る
まだ触れていなかった天体や小惑星のアスペクトも見ていきます。
分析力が高まる3ヶ月
乙女座7ハウスにいる水星は木星とトラインです。
守護星にいる水星は、とても分析力が高まっています。
これから3ヶ月は対人関係やパートナーシップ、調和を意識したものを分析していくことがオススメです。
沢山コミュニケーションをとったり情報に触れて、自分の五感で感じてみましょう。
キロンでうずく傷
キロンは牡羊座2ハウスにいます。
資質を活かしてまっさらな気持ちで真っ直ぐに進みたいと感じても何となく躊躇してしまうかも。
その要因の1つに火星とのオポジションがあるから、というのもあります。
ついついパートナーシップなどの近しい人を気にして、自分を押し出すことを躊躇してしまうのかもしれません。
新しいことに挑戦する時は、近い人や大切な人から反対を受けることも有り得ます。
反対はあなたのことを思ってのことかもしれません。
でも時に進むための勇気を持つことも大事ですし、感覚的に進める牡羊座パワーを活かすのも「自分で意図する」ためにもとても大切なことです。
喧嘩にならないようにだけ気をつけ、想いを伝えてみてください。
自分で意図するに沢山挑戦して、素敵な3ヶ月を
やや「嫌だなぁ〜」と感じさせる要素もあった秋分図でしたね。
特に今回は木星以降の社会天体とトランスサタニアンが全て逆行しており、「自分の力ではどうすることもできないかも?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
その時は思い出してください。
「自分で意図するための練習なんだ」って。
風の時代は現象化も早いですし、自分で意図することはかなり楽な時代です。
不安にさせる情報というのは意図的に出されています。
嫌ならNoを言って、自分の心地いい世界へ選択を変えるだけでいいんです。
現状を打破するために戦う必要も、誰かと対立する必要もありません。
これから3ヶ月もあなたが楽しく過ごせるよう、願っています。
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