魚座の新月。本来の自分には不要なことを終わらせ、自分で意図する習慣をつけいざ春分の日へ

3月10日18:00に魚座にて新月があります。
春分の日前の最後の新月です。
“自分で意図する1年”の締めの新月であり、しっかり自分が生きる世界を決めるために活用したい新月です。
魚座ということで新月でありますが一区切りつけることはつけるといいタイミングで、何かを終わらせる・完成させるのもいい時期です。

どう星を活用するといいのかを読んでいきます。

こちらが新月のホロスコープです。

ホロスコープ作成場所→heliocentric占星術
※ハウス、アングルはシステムにより異なる場合がございます。
※ハウス、アングルの解釈は日本にのみ適用となります。

右半分に天体が集中しているのが印象的で、他者から影響を受けて考える時期ということです。
これは新月、月と太陽のコンジャンクション(重なっているアスペクト、0度)が魚座6ハウスにいる影響で更に強まります。

「誰かの役に立ちたい」
「皆と優しい世界で生きたい」
そういう気持ちが出やすい時期です。

ただ、単純に他者から影響を受けて終わるというより、他者から影響を受けた上で
「自分に何ができるかな？」
「皆と幸せに共存するためにどうしたら良いのだろう？」
と考え、もっと踏み込むと
「皆と幸せに生きたり誰かの役に立つのに、自分が苦しい状態でいいのだろうか？」
ということを考えるタイミングとなりそうです。

今回のシステムではアセンダントが乙女座25度でサビアンシンボルは「反旗として掲げられた旗」です。
再び引き返さず新しい挑戦をするために、細部までしっかり完璧にまとめて美しく終わらせることを意味しているそうです。
そう聞くと「凄く努力しなきゃいけないのかな？」と不安になることもあるかもしれませんが、大丈夫です。
星の力を借りつつあなたらしさを出すだけでそういうことは可能です。
「本来の自分に不要なものはやめていこう」という意志を持っておくことがポイントですよ。

では具体的にどうしていけば良いのか、天体のアスペクト(特徴的な角度の形成)を見ていきます。

魚座6ハウスの新月(太陽と月のコンジャンクション)は牡牛座8ハウスの天王星とセクスタイル(生産的な角度、60度)です。
誰かのために、皆のためにという想いが出てきた際に、親しい人との深い関係性や自分が受け継いだものがヒントとなりそうです。
親しい人との関係性で見えてくること、親や祖父母などの祖先の得意なことなどをヒントに自分の体感をしっかり見ながら変わることを意識してみてください。
エゴの声に飲まれていた方は切り離して飲まれにくくなるチャンスかもしれません。

水星は水瓶座5ハウスの冥王星とセクスタイルも形成しています。
風の時代や冥王星水瓶座期に適応するための変化を対人関係でのコミュニケーションで試しやすいという表れのように感じます。
地の時代と違い、風の時代は変化が早いです。
軽い気持ちであれこれ試してみましょう。
勿論軽い気持ちというのは自分や相手を軽んじることではなく、伝えるべきことは伝えて伝えない方が良いことは自分の中にしまっておくということです。
何でも伝えたら馬鹿正直になってしまいます。
思いやりの気持ちがあれば伝えるべきことと伝えない方がいいことは見えてくると思うので、思いやりを軸にしていて、コミュニケーションで直していきたいと感じていることを適宜変えてみてください。

アウトオブサイン(アスペクトはサイン間での角度のためサイン同士の角度がずれると実際の角度が該当しても影響が弱まると解釈されます)ではありますが、牡羊座7ハウスの水星と魚座7ハウスにいる海王星はコンジャンクションです。
人と会ってコミュニケーションを取ることによって人間関係を広げていきやすい時期です。
積極的に人と会ったり人の話を聞いてみるのがおすすめな時期です。
選択肢が広がりすぎて迷うこともあると思うので、その場合は1人の時間も大切にしてメリハリをつけるとよさそうです。

ここで水瓶座5ハウスの火星と牡牛座8ハウスの木星はスクエア(葛藤の角度、90度)によりこんな気持ちが生まれるかもしれません。
「皆のために楽しく頑張りたい！…でも親しい人や自分の心地よさは置き去りにしてないかな？」
でも大丈夫。
木星の幸運パワーを自分の原動力とするために、自分や大切な人へ感謝の気持ちを伝えることが大切なポイントだよと教えてくれています。
つい人の役に立ちたいと思うと自分や大切な人を置き去りにして突っ走りやすいですが、それではもう上手くいかないという暗示でもありますので、感謝は適宜伝えていきましょうね。

木星は魚座6ハウスの土星とセクスタイルも形成しています。
ここまで自分や親しい人を蔑ろにしないことを伝えてきましたが、勿論「誰かのため」というのが自分の安定化や基盤作りには大切ということも教えてくれています。
人は誰かの役に立てると嬉しいというのが根本あります。
誰かの役に立ちたいと自分や大切な人を大切にすることのバランスを模索していくことが、幸運力を得ながら安定化していく方法と教えてくれています。

水瓶座6ハウス金星がノーアスペクト(天体同士の特徴的な角度形成がないこと)なことからのアドバイスは「自分を抑えて好かれようとするのはもう上手くいかないよ」というのを教えてくれています。
またホワイトデーも近い時期ですし卒業などで環境が変わる前に恋愛関係を進めたい方も多いと思いますが「好きを理由に暴走しないように注意してね」と教えてくれています。
好きな相手に合わせる時代も実は終わっています。
自分を出しつつ相手と思いやりの気持ちを持って歩み寄ったり対話すること。
そのバランスがちょっと崩れやすい時期なので、感情的な言動には気を付けていきましょう。
そして照れ隠しに冷たい態度を取ると関係が崩れやすい時期でもありそうなので、冷静にいつつも大切に思う気持ちは伝えていきましょうね。

自分で意図するためには自分を蔑ろにしないことの大切さが改めて伝わる感じでしたね。

今回の魚座の新月で種まきした後、まず春分の日がやってきます。
そして春分の日を経て初の満月が天秤座の月食満月です。
3月は自分の概念をガラッと変える月となりそうですが、そのためにも自分にも周りの人にも思いやりの気持ちを忘れず過ごしていきましょう。

素敵な新月をお過ごしくださいね。