皆さんこんにちは。
以前も紹介したこの本。
『観察する目が変わる 動物学入門/浅場明莉・菊水健史著』
動物の生態に関する本ですが、人間にも関わってくることが多くてとても勉強になります。
例えば、
優秀な配偶者を選ぶことは、自分の遺伝子を受け継ぐ仔たちに直接的に影響することから、動物たちは非常に巧みな戦略を取ってきました。
（中略）
複雑なさえずりができるオスが、エサを取ることもうまいことは、さえずり研究で使われるゼブラフィンチ（キンカチョウ）で証明されていますし、そのようなオスから生まれてくる子もまた知能がタックなる可能性があります。
（116〜117頁）
なんと、条件で恋人や結婚相手を選ぶというのは本能的な選択ということになりますよね。
頭で考えてるのかと思いきや、まさかの本能。
人間も結構本能的に相手を選ぶ傾向があるのですね。まぁ子供が生まれた後働けなかったりすることもあれば、安心した暮らしのためにある程度のお金は大事なのである程度は仕方のないことです。
お金はこの世のツールなのであるに越したことはありませんし、お金がない不安は相当なものですから。
とはいえ動物たちは本能的に選んでもある程度良かったしますが、人間は本能的な選択ばかりすると失敗も出てきますね。
勿論情に絆されてもダメなのだけど。
だからきちんと自分の道を歩むのが大事なんです。
自分の道を歩んでいたら合わない相手をパートナーに選ぶことはなくなると思います。
ちなみに、女性は調子が落ちているときに、男性は調子が上がっているときにパートナーを選ぶと失敗しやすいそうです。
女性は落ちている時だと変な相手の言いなりになってしまうことが増えてしまうのでしょうね。
逆に男性は上がっている時だと欲に塗れた女性が近づいてくることが上がるでしょうから、楽しい時だけでなく大変な時にもきちんと支えてくれる女性が視界に入りにくいのでしょう。
勿論自分の道をきっちり歩んでいれば合わない女性が近づいて来ても目がいかなくなるとは思いますが、魔がささないようには気をつけたいところです。
この世には私達の本能を刺激するようなものが沢山あります。
本能的に生きるのは楽なのでしょう。動物の性だから。
でも、自分の道をしっかり生きるには、本能的に生きすぎるとずれてしまうのでしょうね。
勿論三大欲求は大事なところで蔑ろにできません。
なので、本当の自分は何が本当に大事なのかを感じ取らなきゃいけません。
私は週5でオフィスに通って仕事をしていたときは、自分の中では睡眠時間が足りなかったり寝る前の時間の過ごし方が悪かったです。
なので寝て疲れが取れなかったり睡眠時間の足りなさを無意識下で食で補おうとしていました。
でもこれは偽の食欲で、不足からくる食欲なので体に余分な肉をつけるだけに飽き足らず、食べても満足感が今よりかなり薄かったのです。
しっかり寝るようになったり、寝る前の時間の使い方を変えたり、エプソムソルトや西川の布団により環境が整ってきたら、自然と食欲が落ち着きました。
しかも立ちくらみなど貧血の症状も改善傾向に。
いかに偽の食欲が体に良くないものかを実感しましたが、それでも当時生きるために必要な行為だったのだと思います。
勿論人より食べることが必要な人もいます。
その場合は人と比較せず、しっかりと食べてください。
勿論体に何を食べたいのかを聞いてくださいね。
ある程度知識を入れることも大事ですが、必要なものは体さんが一番よくわかっています。
体さんと対話できるようになると、食事を選ぶのが失敗しにくくなります。
その時体さんが欲するものを食べると食べ過ぎも食べなさすぎも防げ、心も体も満足します。
性欲が過剰になっていたり起きない場合は疲れが溜まっているケースもあるでしょうから、しっかりと寝ることや食事の質を見直すことも大事です。
また、精神的に不安定になっているから人との繋がりを求めてそういう風に走ることもあるでしょうから、過剰に性欲がある場合は自分とゆっくり対話する時間も必要となります。
そういう時にテレビやネットはどんな内容でも刺激となることが多いので、動物や景色の写真集を眺めるなど、気持ちが落ち着くものを見るといいと思います。
あまりにおかしいと感じる時は然るべき場所へ相談に行ってみてほしいですが、薬を出されるケースもあり、難しいなと思います。
もう一つ、タイトルからは少しずれてしまうのですが育児の話の部分で気になったところは
常に温かくやわらかい母親との身体的な接触を求めているから
（中略）
哺乳類では、母親から受けた養育行動の多い少ないが、仔の成長後の不安行動やストレスに対する反応に影響を与えることがわかってきています。
（140〜141頁）
というところ。
いかに私達が上手く生きられないようコントロールされているということに驚いてしまいます。
勿論働きたい女性もいて、一人でいっぱいいっぱいになってしまう女性もいて、その方々をサポートする環境があるのは大事なことです。
でも無理に働かせるのはなんか違うのになぁと思いますね。
保育園育ちの友人たちも勿論まっすぐ育っていますし、保育士さんは素晴らしい仕事です。
でも、その子その子によりどう作用するかは一概には言えません。
だからこそ、自分の道を生きることが必要になるんですね。
自分の道からずれないようにしていくと、世の中の嫌な流れには乗らなくなります。
そうすれば、自分も子供も楽しく生きやすい。
勿論子供は自分じゃないから思い通りにはいかないことの方が多いと思います。
だからこそ自分の道をわかった上で、頼れる場所や機関にもしっかりと頼ることが大事です。
自分で頑張るところと少し力を抜くところのバランスを取って、無理なく子育てをして行けますように。
長くなりましたが、本能的に生きるようさせたり、本能を阻害されるようなことが色んな形で出る世の中です。
流されないよう、自分の道を生きたいですね。
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