12月21日に二十四節気の冬至を迎えます。
大雪→冬至→小寒…と続き、暦の上では仲冬です。
冬至というと、昼の時間が最も短い日で冬至を堺にだんだん昼が長くなっていくというのは皆様ご存知かと思いますが、占星術では太陽が山羊座に入る日のことで、占星術では冬に切り替わるタイミングです。
3ヶ月の空気も変わります。
引き続き年間テーマである「エゴの破壊が進み本来の自分を生きるようになる」は継続していますが、3ヶ月取り組むテーマが変わります。
秋はいかがでしたか?
hiro-pianotree.hatenadiary.com
私は四季図はあくまで集合的無意識の傾向を読み解くものだと思っています。
そして集合的無意識は多数あり、どういう集合的無意識に繋がっているのかで見えてくるものも変わってくると思います。
それが星読みの裁量が出てくるところにも繋がっているのだと感じ、色んな読み解きがある中でご自身をより良く生きるためのヒントとなるのでは?と感じています。
ただ、四季図に用いるマンデン占星術というのは集合的無意識、つまり多くの人の関わるものということで自分の行動指針に繋がりにくいなぁと感じたり、どうにもならないことのように感じてしまうこともあると思います。
そのため私は新月満月などと同様にジオ読みも併せて行い、個人の行動指針のヒントになりやすいようなものも読み解いています。
私の星読みの全体的な傾向として、太陽山羊座で海王星が重なっている日に生まれたということに加えて、クリアランスメソッドで癒しを終えていることもあり、希望を形作り遺していきたいという理想を持っています。
そのため気をつけた方が良いところは伝えつつも、基本的には改善の方法だったり安心できる材料を言葉にしていくよう努めております。
というのも、現代はこの記事を読んでいる方なら住む場所も仕事も恋愛も、どう生きるかは自分で決めていけることが多いと思うので、行動指針を知るほうが楽なんじゃないかな?と思うんです。
どういう状況であれ、ご自身の気持ちの変化はご自身でしていけることも多いです。
自分の生きる世界線も選べます。
あなたがより自分を楽しく生きるためのヒントやツールになれば幸いです。
↓目次
二十四節気の冬至とは
先に冬至の説明から入ります。
太陽が軌道上の最も南に来るときで、夏至と反対に、夜が最も長く、昼が短い日。
夏至から徐々に日照時間が減っていき、南中の高さも1年で最も低くなることから、太陽の力が一番衰える日と考えられてきました。冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味。中国では、この日から新年の始まる日とされ先祖を祀る習俗がありました。
冬至(二十四節気)〜日本の行事・暦
占星術では冬のスタートで、3か月のテーマが変わるタイミングです。
春分に種まきをし、夏至で剪定して伸ばすものを決め、秋分で収穫をし、冬至は総仕上げと春分で種まきをする土壌を整えていく段階に入ります。
個人に関してはソーラーリターン(自分の出生図の太陽と重なる日。必ずしも毎年自分の誕生日に一致するとは限らない)から起算して考えるのですが、世の中の大枠は総仕上げのタイミングということになります。
どんなに小さくてもいいので今年得たものをしっかりと形にした、やりかけていたものや不要なものを終わらせたりして、春分の日に種をまけるような土壌を整えていきましょう。
冬至の七十二候
冬至の七十二候も紹介します。
山羊座のサビアンシンボルは社会での能力発揮や仲間との結束を表すそうです。
射手座までで色々得てきた自分の才能を活かしたり、自分を生かして人と関わって生きていこうという段階ですね。
・第六十四侯:乃東生(なつかれくさしょうず)夏枯草が芽をだす頃。12月21日〜。
サインの1〜5度というのはそのサインに生まれた段階という感じで、そのサインの性質を純粋に楽しむ段階です。
今回は山羊座ということで、自分の力を発揮することやその上で人と関わっていく楽しさを味わっている段階です。
山羊座1度のサビアンシンボルは「認識を求めるインディアンの首長」です。
自分の力を主張し、周囲の人をまとめようとすること表しているそうです。
山羊座らしいリーダーリップをいきなり発揮しようとしているとこが凄いですね。
・第六十五候:麋角解(さわしかのつのおつる)鹿の角が落ちる頃。「麋」は大鹿のことで、古い角を落として生え変わります。12月26日〜
サインの6〜10度というのはそのサインの力を育む段階で、そのサインの力を磨いていこうと努力します。
5度までの段階と比べて、考えたり感じたりしながら性質を出したり磨く感じです。
自分の能力をどう社会で発揮していくか、どう人と関わっていくかを模索していく段階です。
山羊座6度のサビアンシンボルは「暗いアーチのある小道と底に敷かれた十本の丸太」です。
結束のために大きな労力を注ぐことを表しているそうです。
山羊座の持つリーダーシップや社会性を人と協力してより良い世の中にするために使っていこうとしているんですね。
・第六十六候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)雪の下で麦が芽をだす頃。12月31日〜。
サインの11〜15度というのは、磨いた性質を実際に使って色々体感する段階です。
山羊座ということで、仲間と共に色々やってみて更に社会性を考えていく段階です。
山羊座11度のサビアンシンボルは「キジの大きな群れ」です。
限られた範囲の仲間と利益を得ることを表しているそうです。
沢山の人と関わってきたからこそ一旦自分の大切な仲間とだけ関わっていく段階なのかもしれません。
ホロスコープ
お待たせ致しました。
これから冬至図の星読みに入ります。
こちらが冬至図のホロスコープです。
ホロスコープ作成場所→heliocentric占星術
※ハウス、アングルはシステムにより異なる場合がございます。
※ハウス、アングルの解釈は日本にのみ適用となります。
※サビアンシンボルの引用、参考サイトは→星読みテラス|好きを仕事に!今日から始める西洋占星術
マンデン占星術読み
まずマンデン占星術で読みます。
チャートルーラーは月
アセンダントが蟹座25度のため、チャートルーラーは月です。
今年は秋分の日は水星でしたが、春夏冬は月です。
マンデン占星術で月は国民を表します。
私たちの主体性を作る1年、つまりマンデン占星術の観点でも私たち一人一人が自分を生きるようになるようなシフトが入るように読めるのが面白いなぁと思います。
今回月は3ハウスにいます。
隣国との関係やマスコミ、教育に関して色々思うことがでてくるのかもしれません。
特に国民がマスコミに影響されるか与えるかということに関して、乙女座ですのでどうしていけば良いのか色んな意見が出て分析が進む雰囲気でしょうか。
ヒートアップすると論争になりそうですが、変に炎上させようとしている雰囲気のものには乗らないように冷静さ(乙女座は地のエレメントなのである種のドライさがあるといいというか)
冬至図では月はスクエア(葛藤が起こったり張り合うアスペクト、90度)をいくつか形成しています。
ジオでTスクエアと呼ばれる複合アスペクトが形成され、今回は柔軟宮で形成されるアスペクトが2つあります。
それぞれ見ていきます。
まず3ハウスの月を頂点として、5ハウスの水星、11ハウスの木星と柔軟宮のTスクエアを形成しています。
5ハウスの水星は若者が楽しむけども、メディアや広告の女性や子供に対しての圧があるように感じました。
11ハウスの木星は司法に対する議会や地方公共団体からの反応がありそう。
10月下旬の衆院選でも憲法改正が争点に上がっていましたのとネットに関する話も色々出てきているので、法改正に関する議論がいつも以上に活発になり、それに対して国民が結構反発する可能性はありますね。
これだけだと不安になりそうですが、もう1つの柔軟宮のTスクエアの影響がどう出るかで変わりそうだなと思いました。
11ハウスの木星を頂点とし、3ハウスの月と9ハウスの土星が関わります。
9ハウスの土星というのは法による抑圧の終焉を意味するように感じました。
つまり、私たちが法に縛られることを止めることの大切さを星たちが教えてくれているよう感じます。
というのも、法は人によって感覚が違うものを皆が生きやすくするためにある程度必要ではありますが、変に縛られる必要はないということ。
そしてもっと大切なのは、変な方向に世の中が進みそうになったときは反発ではなく自分の生き方や生きる世界の選択を変えることを思い出すことです。
一人ひとりがそれに気づいていくのか、情報に踊らされるのかが問われそうな感じがしますね。
木星は7ハウスの金星とトライン(前向きなエネルギーが充実し、計画を遂行する後押しが入るアスペクト、120度)を形成しているので、若者がどんどん声を挙げたり「平和ってなんだろう?」ということを考えていくと良さそうです。
国が富むこと、税金がどう使われていくことかを考えつつ、娯楽を楽しむことで見えてくることもありそうなので冬も楽しく過ごしていくと良さそうですね。
月以外のアスペクト
月以外に関わるアスペクトも見ていきます。
1ハウスの火星と7ハウスの冥王星はオポジション(対立する考えが同時に起こるアスペクト、180度)を形成します。
権力による対立や圧に国民がかなり苛立つかもしれません。
7ハウスというのは日本の場合アメリカも指すようで、アメリカとの関わり方にも色々思うことが出てくるかもしれません。
来年大統領が変わるので、どう変わっていくのか気になるところです。
アウトオブサイン(アスペクトはサイン間の角度形成を見るため、サインがズレるとアスペクトの影響が弱まると解釈されています)ですが、9ハウスの海王星が調停してくれます。
世の中混沌とすると救済者や理想を求めてしまうこともあると思いますが、今までの学問や常識を超えた先にヒントがあるかもしれません。
未知のことに挑戦する空気になってくるかもしれませんね。
海王星は11ハウスの天王星とセクスタイル(穏やかで調和的なエネルギーのアスペクト、60度)を形成しており、議会の大きな変化も進みそうです。
10月下旬の選挙やアメリカの大統領選を見ても雰囲気が変わるかな?と思います。
6ハウスの太陽と海王星はアウトオブサインですがスクエアを形成しています。
太陽はマンデン占星術では国のトップを表します。
国民を良くしていく方に国が向いているのかが問われそうな感じです。
感染症対策や憲法改正による自衛隊の扱いに関しての情報は気をつけたほうがよさそうですね。
ジオ読み
同じホロスコープを使って、今度は個人の行動指針をジオ読みで見ていきます。
アセンダント
アセンダントは蟹座25度でサビアンシンボルは「右肩越しに突然投げかけられた黒い影」です。
仲間を導いていく力を表すそうです。
参考までに1つ前のサビアンシンボルも見てみると、蟹座24度は「南から差しこむ太陽に照らされたところにいる女と2人の男」です。
仲間と一緒に理想の環境を形にしていくことを表すそうです。
蟹座が極まる段階の度数です。
秋分図では決めて行動する3ヶ月でしたが、冬至図では仲間と共に歩む空気に変わっています。
自己犠牲せずに周りと協力しながら進んでいくと良さそうな3ヶ月ですね。
チャートルーラー月のアスペクト
アセンダントが蟹座のため、月がチャートルーラーです。
自分の安心感や心地よさを大切にしていくといい時期です。
今回は月が絡む柔軟宮のTスクエアが2つあります。
まず1つ目が乙女座3ハウスの月を頂点として射手座5ハウスの水星と双子座11ハウスの木星で構成される柔軟宮のTスクエア。
2つ目が双子座11ハウスの木星を頂点として、乙女座3ハウスの月と魚座9ハウスの土星で構成された柔軟宮のTスクエアです。こちらはかなりタイトな角度です。
どちらも月が関わるので過去の体験や不安から行動を迷ってしまうような空気があるかもしれません。
グランドクロスという正方形にはなりませんが、4つの柔軟宮が全て出てきますので、それぞれの良さを楽しんでみましょう。
ということで、4つの天体と配置を書いてみます。
・乙女座3ハウスの月
→コミュニケーションや情報収集で得たことを分析して力にする。身の回り整えるのも良い。
・射手座5ハウスの水星
→コミュニケーションを兎に角楽しむ
・魚座9ハウスの土星
→未知への挑戦は今までの何倍も視野を広げる
・双子座11ハウスの木星
→仲間と共に軽やかに楽しむ
そして木星は水瓶座7ハウスの金星とトライン(調和のアスペクト、120度)を形成するので人と会うことを楽しむことがポイントとなりそうです。
風のエレメントなので会話や知性だけでなく、精神性もポイントとなります。
つまり、共に過ごす時間を自分も皆も調和の取れるものにしていくことや、形が残らないものを大切にしていったり、人との違いを楽しむことも大切となりそうです。
そうすることで、金星とセクスタイル(意識的に行動するといいアスペクト、60度)を形成している牡羊座10ハウスの小惑星キロンとのアスペクトの影響も、本来の自分を真っ直ぐ出していける方への変化が進みそうですね。
不安というのはわからないからソワソワするので、不安に思うことがあったら自分と向き合ったり立ち止まったりすることも大切ですよ。
月以外のアスペクト
月に関わるアスペクト以外も見ていきます。
獅子座1ハウスの火星は水瓶座7ハウスの冥王星とオポジション(緊張関係のアスペクト、180度)を形成ています。
変化の大きい3ヶ月だなぁと感じます。
どう変わればいいのかは日本の場合は7ハウスのため、人と関わることで見えてきそうです。
冥王星は春分図でも水瓶座7ハウスにいましたが、その時は獅子座1ハウスの月とオポジションでした。
エゴの破壊がかなり進んでいれば、大きな変化も進みやすくなっています。
勿論春分図は1年影響を与えますので、まだまだエゴの破壊も進むこともあると思います。
変化を怖がっている自分がいたら、まずは受け入れてみてください。
それから少しずつでも良いので出来ることからやっていくとやる気も出やすいですよ。
そして冥王星は魚座9ハウスの海王星とアウトオブサイン(アスペクトはサイン間の角度形成を見るため、サインがずれると影響が弱まると解釈されます)ですが、セクスタイルを形成しています。
今までやったことないことへも視野をぐっと広げ、理想を掲げることも良い変化を与えそうと教えてくれています。
このあたりはアセンダントを見ていても、人と会うことやコミュニケーションを取ることが大切となる3ヶ月だなぁと感じます。
海王星の他のアスペクトも見てみます。
山羊座6ハウスの太陽とアウトオブサイン(アスペクトはサイン間の角度形成を見るため、度数がタイトでもサインがズレると影響が弱まると解釈されます)ですが、スクエア(葛藤のアスペクト、90度)を形成しています。
自分の健康も大切にしたり働き方を見直すことで、より大きな挑戦をしやすくなりそうです。
そして海王星は牡牛座11ハウスの天王星とセクスタイル(意識的に行動するといいアスペクト、60度)を形成しています。
視野を広げ、自分の体感を大切にしつつ人と過ごすと良さそうです。
いろいろ試していきましょう!
変化の大きな1年の総仕上げスタート!
いよいよエゴの破壊が進み本来の自分を生きることのシフトの年の総仕上げが始まります。
変化がある時は今までの言動と変わるため、不安もつきものです。
新月満月や逆行など、節目節目で行動指針を見ていくことで、その時悩んでいても進みやすくなりますよ。
星読みの情報は適宜載せていきますのでお役に立てば幸いです。
勿論慌てて進むのではなく、立ち止まることや休むことが大切な時もあります。
自分と向き合っていると、どういう時に焦って進もうとしてしまったり無理してしまうのかもわかってきますので、自分のことを1つ1つ知ることを意識するのもいいと思います。
素敵な3ヶ月となりますように。
ひろからのお知らせ
★私の中の天体ショー(仮)一覧記事はこちらから♪
hiro-pianotree.hatenadiary.com
★自分との戦いに終止符を打つ鑑定のモニターを募集中です。詳細は下記投稿をご覧くださいね。
hiro-pianotree.hatenadiary.com
★問い合わせフォームはこちら
forms.gle
★インスタグラムは「hiro_pianotree」です。フォローやコメント、お待ちしております♪
https://instagram.com/hiro_pianotree