9月2日は天王星の逆行もスタートしますが、冥王星が山羊座入りする日でもあります。
11月20日に冥王星が水瓶座に入ると冥王星水瓶座期に完全移行します。
そのため2ヶ月半ほど冥王星が山羊座に滞在する間が冥王星山羊座期の総仕上げとなります。
★冥王星ってどんな天体?
破壊と再生、さなぎから蝶へなるような大変容を表す天体です。
それぞれのサインに移動すると、そのサインのテーマの大変容や破壊と再生が起こっていきます。
周期は約248年と言われていますが、軌道が楕円のためサインの滞在期間が変わります。
山羊座には2008年からいましたが、16年経ち冥王星山羊座期のテーマが終わり、水瓶座期へ移行しようとしているのが2024年です。
冥王星山羊座期は、地の時代のラストから風の時代に突入の段階も入っていました。
そして山羊座という完成させるサインということで、地の時代の名残を終わらせるために冥王星が山羊座にいたのだと思うと凄く面白いなぁと思います。
2020年代は変化が大きいなぁと感じます。
世界規模で揺さぶるようなコロナ絡みの騒動が起きたのもそうでしたね。
人はこうあるべき、親は、上司は、日本人は…のような「こうあるべき」という基準があるのが地の時代でした。
型にはまる生き方を求められ、その型の変化もあった時代のように感じます。
階級制度がなくなってきて、女性の権利も確立されてきましたが、それ故にこうあるべきも強まっていたものもきっとあると思います。
権力が強かったのもそのせいかと思います。
風の時代は個をしっかり生きつつどう人と共存するかがテーマとなるため、今はネットなどを介し私たちも発言しやすくなっています。
ただ自分の要望を押し付ける形では共存共栄は難しいですし、多数の人が危険に遭うようなことが起きてしまってはいけないです。
冥王星山羊座期で終わらせることはしっかり終わらせることで道が見えやすくなってくるんじゃないかな?と思います。
とても大切な1ヶ月半程の期間がこれから来ます。
恐怖を発生源とする行動をしないために、星がどんなテーマを与えてきているか、サポートをしてくれるのかを見ていきましょう。
お待たせしました。
冥王星山羊座入りのホロスコープを読んでいきます。
こちらが冥王星山羊座入りのホロスコープです。
ホロスコープ作成場所→heliocentric占星術
※ハウス、アングルはシステムにより異なる場合がございます。
※ハウス、アングルの解釈は日本にのみ適用となります。
※サビアンシンボルの引用、参考サイトは→
星読みテラス|好きを仕事に!今日から始める西洋占星術
天王星逆行開始と同じ日なのにかなり象徴的なホロスコープとなっていて、宇宙の粋な計らいを感じます。
まず先にアセンダントのサビアンシンボルに触れます。
アセンダントは天秤座26度、サビアンシンボルは「違いに入れ替わる鷹と白い鳩」です。
バラバラになっている物事をまとめ、気持ちの切り替えをしっかり行うことを表しています。
これも冥王星山羊座期総仕上げのヒントになっていますね。
私たちは何気なく生きていると過去の積み重ねのまま生きてしまいます。
積み重ねが悪いわけではなく、上手くいかないのに同じことを繰り返してしまうことが問題だったりします。
今の自分にアップデートすることを意識し、過去どんなに役になった物や方法でも今の自分に合わなくなったら新しいものを取り入れて今の自分に合うよう変化していく気持ちが大切だからです。
冥王星水瓶座期では個を出しつつ皆と共存共栄していくことを求められると思いますので、今のうちに変化に柔軟になったり終わらせることは終わらせる意識を持つのも大切です。
今回冥王星の位置がかなり象徴的でした。
使用したシステムではICという基盤を表すアングル(4ハウスの起点)とコンジャンクション(重なっているアスペクト、0度)しているからです。
山羊座4ハウスということは基盤の変化をかなり促してくる2ヶ月半なのが伝わります。
冥王星ですので徹底的に変化を促してくるのは間違いないです。
変わった方がいいところを目に見える形で伝えてきて、人によってはかなりしんどい1ヶ月半となってしまう可能性もあります。
でも冥王星って変化するって決めるとあっという間に流れに乗せて変化させてくれるので、贖わない方がいいです(実体験)。
そして冥王星山羊座期総仕上げをしっかりすることで自分の基盤も強固になるので、春分の日からの1年間のテーマである「エゴの破壊が進み本来の自分を生きられるようになる」が加速して本来の自分を生きやすくもなりそうです。
本来の自分を生きられる方が他者も尊重しやすくなり、本当の意味での多様性は進みます。
本当の意味での多様性というのはそれぞれが自分を生きること。
大枠では“こういうタイプ“というのはあれど、全く同じ人は一卵性の双子だってあり得ません。
水瓶座は集団の中でどう個として生きるのかを見ていくサインです。
だからこそこの1ヶ月半程の期間で終わらせることは終わらせ、本格的に自分を生きるために変わることを冥王星に促されます。
秋は秋分図を見ていても空気が少し変わります。
最初のうちは自分を出すことで違和感があったり人とぶつかることもあるかもしれませんが、少しずつ人と共存共栄するために自分の気持ちをどう伝えるか、日々の過ごし方をどうしていくかなどを実践していきましょう。
今回もトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)がミニトラインという小三角形を形成しており、宇宙からの応援パワーがいっぱいあります。
天王星は牡牛座8ハウス、海王星は魚座5ハウスにいます。
今までは冥王星が水瓶座にいたので過去を見据えて未来に向けて動くことがテーマとなっていましたが、冥王星が山羊座に入ることで女性性のサインでのミニトラインに変わり、過去をしっかり振り返ることを体験させられる1ヶ月半となりそうです。
過去をしっかり振り返ったり、逆行中のトランスサタニアンからくる見直しテーマを見つけて改善できたら、流れを変えるために三角形の頂点の真反対である、乙女座11ハウスを活用してみましょう。
仲間と過ごしながら実践してみて分析する。
人と関わりながら本来の自分を出す練習をする。
本来の自分でいられる仲間と過ごしてみる。
そんな1ヶ月半となりそうです。
ではトランスサタニアン以外の天体のアスペクトも見ていきましょう。
まず乙女座11ハウスの太陽と魚座5ハウスの土星が緩めですがオポジション(緊張関係のアスペクト、180度)を形成しています。
仲間と過ごす時に居心地の悪さを感じたら、分析して変わるチャンスです。
自分を出して人と共存していく基盤作りをしっかり活用しましょう。
そして土星は双子座8ハウスの木星とスクエア(葛藤のアスペクト、90度)を形成しているので親しい人とのコミュニケーションで葛藤を感じることもあるかもしれませんが、お互いに愛を持って楽しくコミュニケーションを取る楽しさを思い出すと良さそうです。
牡羊座6ハウスのキロンを頂点として、獅子座10ハウスの水星と双子座8ハウスの木星はミニトラインを形成しています。
こちらはトランスサタニアンのミニトラインと違い、男性性のミニトラインですので未来を見据えて行動する後押しをしてくれます。
傷が疼いたとしても本来の自分を生きることの方が楽しくて楽というのを実感していくと少しずつ自分を出していけそうです。
未来を見据えた行動に勢いをつけたいと感じた時は、三角形の頂点の真反対に位置する射手座2ハウスの力を借りてみましょう。
視野を広げて自分の資質を活かしたり、豊かさを広げられるものを見つけて挑戦するのがおすすめです。
獅子座10ハウスの月と双子座9ハウスの火星はセクスタイル(生産性のあるアスペクト、60度)を形成しています。
自分が得意だったことのように自信を持って自分を出せるところから自分を表現していくと、自分を出していくのに慣れていきそうです。
脚色せずに自分を出せるなぁと感じることからまずは出して見てください。
天秤座12ハウスの金星とドラゴンテイル(過去世を表す)はコンジャンクションしています。
ドラゴンヘッド、テイルはノードと言われる地球の傾きの軸を表すため普段は解釈に入れないですが、今回は冥王星山羊座期総仕上げのヒントを沢山得るために解釈に入れました。
過去(わかる方は過去世)から続く好きなことに気づくチャンスがありそうです。
自分の本当に好きなことを知ると、本来の自分を出しやすくなります。
自分の好きを沢山知って、自分の素晴らしさと調和していきましょう♪
冥王星山羊座期総仕上げのテーマを見ていきましたが、勿論新月満月や秋分図のテーマも活用していくとその時その時で行動がしやすくなると思います。
また、冥王星が順行に戻るからの方が大変容スピードが上がりやすいので、特に逆行期間中は焦らずいきましょう。
冥王星山羊座期総仕上げ、楽しんでやっていきましょうね♪
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