皆さんこんばんは。
急に暑くなりましたね。
気温の変化が大きいと体に負担が来ますので、どうぞご自愛くださいませ。
世の中には「謝ったのだからいいだろう」と言う人もいます。
そういう人が何故相手が許してくれるのを望むのかといえば、自分がしてしまった言動が許せないから、相手に許してもらって終わりにしたいからです。
自分で自分のことを許せないから、相手に許してもらって気持ちを落ち着けたくて、要求するわけです。
自分のことを受け入れられないと相手に許してもらいたい気持ちが増すように思います。
自分がしたことを受け入れている人は、相手が許してくれなくてもそれも受け入れます。
ただただ相手への誠意として傷つけたことや怒らせたことなどを謝るのです。
以前こんな記事を書きました。
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許すというのは許可を得ることでもあると書きましたね。
そう、謝る側は許して欲しいと許可を得ようとするわけです。
それに対して相手が許してくれないことも尊重しなければなりません。
何故なら自分でできることは謝るまでで、相手に許してもらおうという思いは相手をコントロールすることに他ならないからです。
謝る側は誠心誠意謝ることが大切で、軽い気持ちで謝ったり何でも謝ることは良くないことです。
稀にこちらが悪くなくても相手が怒ってしまうこともありますから、その場合は謝ってもしょうがないですが、稀と書いたように相手が怒ったり悲しんだり距離を置く時は何かしらこちらに原因や要因があるものです。
そして謝ると決めたら誠心誠意謝らないと、とりあえず謝っているというのは伝わりますので謝らなかった方がマシだったということにもなりかねません。
勿論謝罪された側も許せないうちは許さなくて勿論構わないんです。
「謝ったからいいでしょう」は謝った側と第三者の意見で、自分がどう思うかが大事です。
怒りや悲しみのあるうちにしっかりと許すことは難しく、自分が納得しないうちに許す必要はないですよね。
（「謝ったからいいでしょう」と言う方ほど、自分が謝られる側になった時は許さなかったりするもんですし）
でも許せることが多い方が自分の精神安定上は良いですよね。
なかなか許せないことは大きなサインですから、紐解くといいですね。
大きな気づきとなれば許せることが増え、争いの気持ちが生まれることが減ります。
自分が生きやすくなるために、許せる人間になっていくことが大切ですね。
そしてもう一つの大切なポイントは、許すことと関係を修復できるかは別問題ということです。
友人の大切にしていたコップを割ってしまった。
それは亡くなった祖母が大切にしていたもの。となると代わりはないですよね。
現代は食器であれば金継ぎ銀継ぎという修復方法もありますが、それでも完璧に元通りにはなりませんよね。
物でもこれだけしこりが残るなら、信頼関係が修復が大変というのは言うまでもないですよね。
謝らなければならない事態だけが決定打となることはそうそうありません。
普段の言動から相手は色々思うことがあったから、謝るような事態になった時に離れる決意をするのです。
ゼロからの人間関係と違い、一度壊れてしまったということはマイナスからのスタートということになります。
今までの積み重ねてきた信頼関係のあるところまで戻るためには相当な努力が必要ですし、相手が歩み寄ってくれる幸運がないとそうはなりません。
相手に関係の修復を求めるのは執着となりますから、反省してその方との修復は諦め、新たな人間関係を築く際に同じことをしないというのが大切です。
制限のある世界というのは修復できないことも沢山あります。
だからこそ、自分にも相手にも誠実に生きなければならないのです。
たった一度の小さなことでも関係は崩れることもあります。
大概積み重ねですから、日々の言動に気を配っていればこんなことにはなりません。
ですが、人間ですから間違えることもあり、自分の気の緩みから大切な人を傷つけてしまうこともあります。
大切な人が離れようとするときになって変わろうとしても遅いです。
そして、そうなってしまうと自分で自分を許せなくなり、自分で傷を作ってしまいます。
そうならないため、もし過去に謝っても許してもらえなかったことや人が離れていった経験のある人は、まずはそうしてしまった自分を反省し受け入れ学び、今いる大切な人とこれからできる大切な人との関係に役立ててください。
自分が変われば、後々は相手との関係も穏やかに今までのように戻るかもしれません。
でもそうなることに期待すれば執着となり、戻ることはなくなります。
まずは自分に誠実に。
今の自分を受け入れ、その上で魂さんとのずれを感じるなら修正をしていく。
そうして今の自分を味わえるようになっていくと、自分や人を傷つけてしまうことはなくなります。
謝る事態になった時どうするか、謝られた後どうするか、双方それぞれがその経験をどう生かしていくかで自分の世界は変わります。
争いばかりの悲しい世界を生きるか、穏やかでお互いを尊重できる世界を生きるかは今この瞬間に決まります。
だから、一瞬一瞬の小さな選択を大切に。使う言葉を大切に。何を考え感じているかに気づくこと。
それが大切となります。
私も時に間違った言動を取ってしまうこともありますし、日々の会話でも「もっと違う言い方あったよなぁ…」って一人反省会をすることも多いです。
それでも、間違わないよう萎縮して生きるのも結局謝る場面を作るだけ。
人との関わりで学びながら、大切な人たちと関わっていき、自分を生きるだけだと思います。
最近は本当にお互いを思いやれる関係性の人たちが周りに増えてきました。
有難いことです。
私は前にも書いたように、自分が優しくするよりも優しくしてもらう機会の方が圧倒的に多い人間です。
優しくしてもらえる機会が多いということは、私のところに集まった優しさを大きくして循環させていけばいいのだなと思います。
きっと木星に縁があったであろう私は、拡大は得意だと思うのです。
だから、過去許せなかったことを一つ一つ手放し、感謝と優しさの気持ちを沢山広げていけるよう、日々自分と向き合い自分を楽しく味わって生きます。
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